第3回 偶然の再会エピソード- 有名霊能者提言
霊視解説 運命の出会い

第3回偶然の再会エピソード

偶然の再会エピソード

仲の悪かった相手との、偶然の再会。広い東京で、幼いころから因縁があった幼馴染に再会し、その後自分の気持ちが大きく変化していった事例です。偶然には必ず意味があり、それは本当に必然と呼ばれるものなのですが、与えられたチャンスを掴みとれるかどうかは自分次第です。今回はそのチャンスを無意識に、けれどしっかり掴んだ池本さんの体験談です。

小さいころはまったくそりが合わず、今結婚しているのが不思議で仕方ない

池本藍子さん(仮名)・45歳・静岡県在住

私が生まれ育ったところは、すごい田舎ではないけれど都会と呼べるほど栄えてもいない、よくある地方都市の一つでした。両親と姉が一人、祖父母は近所に住んでおり、こちらも地方ではよくある家庭環境です。

今でもはっきり覚えているのが、幼稚園の入園式。二つのクラスがあって、私はうさぎ組。でも母と離れて幼稚園に行くのが嫌で嫌で、とにかく泣いていました。

入園式ではクラスごとに並び、私の隣には同じくらいの背丈の男の子が。入場してからも、園長先生の話の間もずっとめそめそしていた私の肩を、その子がドン、と押しました。ビックリしてさらに大きな声を上げて泣き出した私の周りに、先生が駆け付けます。どうしたの?という問いに、隣の子が押したと言いたかったのですが、まだ幼い私は泣くのに精いっぱいだった上に、その男の子が大きな目でこちらを睨んでいたので、怖くて何も言えませんでした。その日から、その子は私のことを目の敵にしたように、毎日睨んできました。何かを言われたわけではなかったのですが、とにかく怖くて苦手でした。

小学校に上がると学年の人数も増えて、その子とはクラスが離れてほっとしていたのですが、忘れもしない三年生の時に同じクラスになり、その時はよりによって席まで隣になってしまいました。体格は同じくらいなのにその子は活発で、どちらかと言えばのんびりタイプの私に「遅い!もっと早くしろよ!」と何かにつけ文句を言ってきていました。一緒にプリントを集めていた時も、「おまえ遅すぎだからオレがやる!」と、私を無視して一人でやってしまって、すごく悲しい思いをしました。

その後クラスは一緒にならずに済んだのですが、次は数年後の中学二年の時に、また同じクラスになりました。そのころにはお互いある程度大人になっていたので、あからさまに文句を言われたり睨まれるようなことはなかったのですが、私からしてみれば彼の存在は相変わらず怖いままでした。運悪くクジ引きで同じ文化祭の実行委員をやることになっても、ほとんど会話はなく、「オレ、面倒くさいの苦手なんだよな」と言われてしまい、みんなの取りまとめが必要な時だけやってくれましたが、あとの雑務は私が一人でやっていました。

その彼と、中三の冬に一度だけ、一緒に帰った記憶があります。どうして一緒に帰ることになったのかは忘れてしまったのですが、数年ぶりのひどい雪が降った日でした。家の方向が一緒だったので、並んで同じ道を歩いていました。

「寒いな」

唐突に話しかけられたことにびっくりしながらも、うん、と答えます。

「でもさ、おまえって雪、好きだろ」

「え、なんで?」

「だって幼稚園の時、雪が降った日はいつも雪ウサギ作って楽しそうにしてた」

「……うん。覚えてるんだ」

「たまたま、覚えてただけ」

彼がそんな些細なことを覚えているとはまったく思わなかったので、驚きました。驚きとともに、なんだか急に恥ずかしくなって、体が熱くもなりました。

「オレはこっちだけど、おまえんちってあっち?」

分かれ道で聞かれます。

「うん、あっち」

「すぐ?」

「うん、すぐ」

私の言葉に、彼は「じゃあいいか」と呟き、「じゃあな」と、背を向け自分の家の方に帰って行きました。

そうして私たちは別々の高校に進み、その後私は東京の大学に進学しました。東京に行ってからは勉強や生活が大変で、でも面白くて、あっという間に時間が流れて行きました。大学を卒業して仕事を始めると本当に忙しく、気がつくと一人暮らしの部屋には寝に帰るだけの生活になっており、徐々に体調も崩し始めていたのですが、それに気づくことさえできないようになっていました。

そんなある日、電車に乗って出勤しようとしていたら、急にひどい眩暈に襲われ、駅のホームで立っていられなくなりました。よろけた私をたまたま近くにいたサラリーマンが助けてくれ、そばのベンチに座らせてくれました。「救護室まで行きましょうか」という声掛けに、首を横に振って答えます。すぐに回復するから大丈夫だろうと思ったのですが、なかなか動けない私に、その人は親切に水を買ってきてくれました。その日はすごく暑い日で、これ飲んでくださいと言って渡されたお水に、何とか頑張ってお礼を伝えようとその人を見上げました。

すると、どこかで見たことのある顔。向こうもあれ?っという顔をしていて、お互いしばらく無言で見つめ合ったあとに、その人が“彼”であることに気が付きました。

「あ、もしかして池本?」

うん、と頷いた瞬間、一瞬だけ幼かった頃の記憶がよみがえり、怖くなりました。だけどその気持ちは、次に彼が笑顔で「久しぶりだな!こんなところで会えるなんて嬉しいけど…その前に体の方が心配だな。救護室行こう。オレも行くから」という言葉で吹き飛びました。

その偶然の出会いをきっかけに、実はお互い近くに住んでいたことがわかり、未婚で決まった相手もいなかった私たちは定期的に会って、ご飯を食べるようになりました。彼は相変わらずぶっきら棒なところがあり、わかりやすい優しさは持ち合わせていなかったのですが、再会のタイミングのせいか、よく私の体調のことを心配してくれました。

再会の日から二年ほど過ぎたある日、彼に「××に、一緒に帰らないか?」と言われました。××は私たちの生まれ育った故郷です。突然のことに「え、何かあったの?」と訊くと、彼は真面目な顔で答えてくれました。

「親父の調子が悪くなって、家を継ごうと思っているんだ。一人で帰ってもいいんだろうけど、おまえさ、いつ会っても疲れてて元気のない顔してるから、心配で置いていけない」

「置いていけないって…」

仕事が忙しく、疲れていて元気がないのは自覚があったので、彼の言葉は胸に刺さりました。ですが、だからと言って彼にそこまで面倒を見てもらう義理もありません。

「どうして?」

首をかしげて訊くと、彼は大きな目でじっと私を見つめました。その目を、小さな頃は睨まれていると怖がったこともありました。でももう怖くはありません。

「……好きだから。おまえが好きだから、一緒にいてほしい」

想像もしていなかった言葉に一瞬何も考えられなくなりましたが、気づけば

「わかった。一緒に行く」

と答えていました。

彼は喜んでくれましたが、実はこの時、私は彼のことが特別な意味で好きではありませんでした。でも、ここで断ってはいけないと、なぜだか強く感じたのです。

そうして私たちは一緒に生まれ故郷に帰り、とんとん拍子で結婚の話も進み、式を挙げ、新婚旅行に行き、2人暮らしが始まりました。

2人で暮らし始めたその夜に、彼が「実はさ、」と顔をテレビに向けたまま、少し照れたように話してくれました。

「覚えてないと思うけど…初めて会った時……幼稚園の入園式でさ、おまえが泣いてて……どうしたんだろうって思って、心配で、泣くんじゃなくて笑ってほしくて、でもどうしたらいいのかわからなかったから、押したらもっと泣かせちゃってさ」

「……」

「あの朝、初めてお前のこと見て、なんてかわいい子がいるんだろうって……だから、いつも笑っててほしいと思うんだけど、上手く言えなくてさ」

「……そんなこと、思ってたんだ」

それを聞いて、目頭が熱くなりました。こぼれそうになる涙を流すまいと、目尻をこすります。まさか彼が私のことをそんな風に見て、想っていただなんて。

「だから、これからは絶対泣かせるようなことはしないし、いつでも笑っていられるようにするから……よろしくな」 「……うん。私こそ、よろしくね」

胸の奥で何かが解け、彼への想いがあふれるのがわかりました。

その後私たちの間には3人の子どもが生まれ、楽しく、笑顔で幸せに暮らしています。子どもの頃を思えば、彼とこんな家庭を築いているのが不思議でたまりません。第一、あの広い東京で、偶然彼と再会できたのだって不思議な出来事です。もしかして自分たちの間には、見えない何かがあるのかもしれない。最近になって、そんなことが気にかかっています。

【遠隔霊視による解説】

花染 霊能者の先生の見解

幼馴染と大人になって再会して結婚するという話は、映画やドラマの世界だけでなく実際にも割と多いのですが、今回のお2人のような再会の仕方や、池本さんの結婚への決断などは、とても珍しいケースです。お2人ともとてもまっすぐな、純粋な方で、2人の仲を取り持つために大きな力が動いたのは鑑定する前から感じ取れていました。

池本さんご夫妻の鑑定をすると、お2人の間に前世の縁があることが見えてきました。同じソウルグループに属されている2人なので、今の人生以外にも5、6回ほど関りがあるようです。直前の前世でのお2人は敵対する関係で、最後は殺し合っている姿が見えました。生き残ったのは旦那様の方で、そのあとで敵対する原因が誤解から生じていたことがわかり、とても後悔されたようです。それで、今世では何としても仲良くしたいと思ってきたようです。

池本さんの方は自分が誤解されたまま殺されてしまったので、その恐怖心が今世にも影響を与え、旦那様に対する苦手意識をなかなか払拭できなかったようですね。恐怖心がとても強かったので、ご本人とすればできれば再会もしたくなかったようですが、そこで力を貸したのが、ご先祖様です。旦那様と奥様の家系は、かなり前になりますが商売のことで関係がありました。お互いの家業で、持ちつ持たれつやっていたようですね。そこでお互いが協力して、2人を引き合わせたようです。

告白された当時、奥様が旦那様のことが好きでなくても一緒に行くと決めたのは、心よりも先に魂が決断を下したからです。お2人が生まれる前に、今世で今度こそお互いを理解し一緒に仲良く生きて行こうと決めてきた約束を、魂が覚えていたのです。もしそこで、2人が離れて生きていくことになってしまっていれば、おそらく2人とも一生、何かしら物足りなさを抱え続けていたはずです。

前世の因縁から、どちらかと言えばお互い誤解してしまいがちな関係です。これからもできるだけ、思っていることを素直に伝えるようにしてください。今ある幸せが長く続いて行くよう、心からお祈りしております。

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