亡き家族との対話が生むもの

亡くなったご家族の魂と心を通わせ、対話をすることはとても重要なことです。亡くなったご家族の魂の救済になるのはもちろんのこと、ご遺族の心を癒すことにもつながるからです。霊能者が亡き家族との対話が生む出すものを皆様にわかりやすく解説いたします。

霊能者を介して亡き魂の救済を促す

亡くなったばかりの魂は、ご自身の死さえ理解できず、この世をさ迷っていることがほとんど。茫漠とした暗闇にひとり放り込まれ、自分は今どこにいるのかも、どのような状態にあるのかもわからず、戸惑いと不安でいっぱいの状態です。ですから、家族に会って不安な気持ちを解消したいという気持ちでいることがほとんど。ご遺族の方が花染にご相談され、亡き家族との対話を望むということは、その魂の「愛する家族と会いたい、話したい」という気持ちに応えることにつながり、亡き魂を救済することにつながるのです。

遺族の自責の念をやさしく癒す

また、亡くなられた方の魂を呼び出して会話を交わすことで、ご遺族の心が癒されるという効果も生まれます。特に自殺者のご遺族は「なぜ救えなかったのか」という自責の念に捕らわれがちですが、呼びだした魂はたいてい「今までありがとう」といった感謝の言葉を投げかけてきます。なぜならこの世を去った魂が真っ先に述べたいのは、恨みごとなどではなく、今まで一緒に過ごした家族への感謝の気持ちだから。その気持ちに気付くことでご遺族も自責の念から解放され、心の傷が和らぐとともに前を向いて生きていけるようになるのです。

死してなお魂は遺族の心とつながる

肉親として生まれた魂と魂の絆は永遠です。そのつながりは、切れることはありません。ですから亡くなってから何年たっていようとも、ご家族の魂と交流することには意味があります。肉親として生まれたということは、二つの魂の間には良きにつけ悪しきにつけ深い因縁が生じているということ。その縁を大事にすることで魂のレベルも上がり、カルマも軽くなっていきます。死してなお魂は遺族の心とつながり、互いに影響を及ぼし合うのです。

ただ、亡くなった魂はある一定の期間を死後の世界で過した後、生まれ変わったり、守護霊になったりして人間界をふたたび訪れることになります。ただし、その一定期間とはたいていが数百年単位。そのため、死んですぐに転生を果たしたり守護霊になったりすることは滅多にないのですが、稀に早期に転生していたり、守護霊としての役目を果たしていることもあります。

そのような場合は残念ですが、「すでに生まれ変わりを果たされていて、呼びだすことが困難です」とお伝えしております。ご遺族の方ははじめ残念そうな顔をされますが、再びこの世に生を受けられたことをお聞きになると、みなさまホッと安堵の表情をお浮かべになります。なぜなら、生まれ変わりや守護霊としての出発は、魂にとって喜ばしいこと。自分の守護霊になっていることも考えられるし、親族に生まれかわっている可能性もありますからね。

死後も魂は呼びあい互いの危機を察知する

人間界にいる遺族が危機に直面した場合、霊界にいる魂にもそのことは伝わります。死後も魂は呼びあい、互いの危機を察知するというわけですね。強い絆でつながれた肉親ですから、死後であっても嬉しいことや悲しいことを、すべて魂の回路を通して感じ取るのです。

困ったことが遺族に起きていることを察知した場合、天界にいる魂はなんとかして力になろうと、人間界に自分の霊魂を飛ばして接触を持とうとします。しかし、霊界にいるごくごく普通の霊魂には人間界に自分の魂を飛ばすのが精いっぱいで、遺族の危機を救うだけの力はありません。つまり霊界と人間界をつなげることができるのは、特殊な力を持った霊能者か霊界でも力を持った特別な存在のみ。力になりたい気持ちはあっても、実際は何の接触も持つことができないケースが多いのです。

亡くなった祖母が毎晩、夢枕に立って悲しそうな顔をしているが何を言わんとしているのかわからない…というようなご相談をたびたび花染にもいただきますが、これはそのようなケースの一例だといえるでしょう。このような場合にこそ、花染の霊能者の力を頼っていただき、亡きご家族の意向を汲んでいただきたいと思う次第です。

魂に刻まれた家族の絆は死してなお永遠。死後も魂は呼びあい、互いの危機を察知します。このことからわかるように、亡き家族とご遺族の方が対話をすることには、とても大切なこと。霊能者が亡くなった方の魂を救済し、遺族の傷ついた心を癒すお手伝いをいたします。