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霊界の扉を開く!霊能者が語る心霊現象の真相と修行法

霊感が叶えた復活愛⑤霊視を通じて過去の記憶が甦り、それが復縁のきっかけに!

孤独に打ちひしがれてダイヤルプッシュ。すると…

復縁

結婚を考えていた男性と、無念にも破局してしまった水絵さん(30歳・仮名)。静岡市内で事務職のOLとして勤務していた彼女は、同僚でもあったその相手と顔を合わせるのが気まずく、3ヶ月後に会社を退職。父方の親戚が経営する飲食店を手伝いながら、婚活に励んだものの、思うような成果が得られずに打ちひしがれていました。

それが花染にご相談いただいたことで、思わぬ活路が開かれるに至ったのです。きっかけは彼女を霊視した先生の一言でした。「一面の菜の花畑の風景が見えているのですが、何か心当たりはありませんか?」。そう訊ねられた当初は、ただ首を傾げるばかりだったそうです。「これはあなたの幸福の鍵を握る、とても大切なビジョンです」とまで言われたのですが、当人にはまるで心当たりはなし。

かつての恋人とは頻繁に旅行やドライブへ出かけたものの、菜の花畑でのデートというのは記憶の片隅にもさっぱりありません。そこで彼女は、もう少しヒントが欲しいと先生に願い出ました。「その菜の花畑で、あなたはあるプレゼントをされたのです。それについてきちんと思い出すことができれば、今までの人生が一挙に好転すると、あなたの背後霊様と先祖霊様が口を揃えておっしゃっているのですが……」。

忘れ去った過去の出来事が、鮮明なイメージを伴って眼前に迫る

結局、何も思い出せないまま、鑑定は終了しました。しかし、先生の言葉はその後もずっと頭から離れず、彼女は過去のアルバムや10代の頃に付けていた日記まで取り出して調べ始めました。しかし、それに該当する事柄は見つからず、がっくりとうなだれ、マンションの窓外の日暮れをぼんやり眺めていたそうです。するとその時、玄関のチャイムが鳴りました。「水絵、久しぶり。元気にやっている?」。ドアを開けると、そこに立っていたのは実家の母親でした。隣県に住む水絵さんのお母様は、それまでも時折、娘の様子を見にやって来ていたのですが、当日はたまたま静岡市内に急用があり、そのついでの不意の訪問でした。屋内に入り、リビングのフロアに日記帳や写真アルバムが散乱している様子を見たお母様は、「何かあったのか」と彼女に訊ねました。そこで水絵さんは電話鑑定の件は伏せたまま、「昔、家族旅行か何かで菜の花が咲いている場所に行ったことがあった?」と何気なく訊ね返したのです。

お母様はしばらく何かを思い出す様子でしたが、やがて閃いたとばかりに掌を叩きました。「ほら、あんたがまだ幼稚園の頃、伯父さんが住んでいる千葉の勝浦へ遊びに行ったじゃないの。お父さんが釣りに出掛けた後、2人で菜の花がいっぱい咲いている公園へ遊びに行ったのよ。憶えていない?」そう言われて初めて幼い頃の記憶が甦りました。母と連れ立って行った一面の黄色い景色が、いきなり脳裏に浮かんだのです。同時にそこで同じ年頃の男の子と遊んだ記憶まで甦りました。

園内でたまたま出会ったその男の子は、彼女と同じく母親に手を引かれていました。休憩用のベンチでたまたま一緒にお弁当を食べたのがきっかけで、その後、1時間ほど2人で走り回ったのです。「ああ、そういえばあの時、あんた、あの子からオモチャをもらったのよ。憶えている?」「どんなオモチャ?」「縁日なんかでよく売っているソフトビニールの人形よ。家に帰ってからもしばらく大切にしていたじゃない」。母にそう言われた途端、記憶がいっそう鮮明になりました。男の子と遊んでの別れ際、彼は「これをあげる」と言って、自分が持っていた戦隊ヒーローの人形を水絵さんに差し出してきたのです。

そして後日、お母様から電話があり、「庭の物置を片付けていたら、ちょうど話題に出ていたあの昔の人形が出てきた」と告げられました。「何だか不思議な気持ちがしてね。それにしても何であんた、いきなりあんな話をしたのよ?」急遽、実家へ戻った水絵さんは、訝しがるお母様を尻目に、その懐かしい人形を手にして帰途に着きました。急行電車の席で色褪せた玩具をためつすがめつしながら、これが霊能者の先生が言っていたプレゼントだったのか?ぼんやり考えていたそうです。と、そこにいきなり、聞き覚えのある声が響いてきました。

元彼との思わぬ再会、そしてそこから幸せの萌芽が……

「水絵、久しぶり……」唖然とした表情で通路に立っていたのは、他ならぬ別れた恋人でした。突然の再会に驚きながら、彼女は何故こんなところにいるのかと相手に訊ねました。「ちょうど出張の帰り道なんだ。前の駅で乗り込んで空いた席を探していたら、君の姿があったんで驚いたよ」。その後、彼は向かいの席に座り、静岡駅までの道中、ぎくしゃくした雰囲気の中で近況を報告してきたそうです。そして一通りの話を終えた後、彼女が膝に抱えたままの手提げ袋を指差してきたのです。

「さっきから大事そうに抱えているけれど、それ何?」別に隠すことでもないと思い、彼女は袋の中から人形を取り出しました。すると彼は急に懐かしそうな表情で目を細め、「自分も子供の頃にこれと同じ人形を持っていた」と言い出しました。「親父に買ってもらって大切にしていたんだけどね、いつのまにかなくなっちゃったんだ。お袋が言うには、どこかの知らない女の子に上げたっていうんだけどね」。水絵さんは顔色を変え、彼にまた訊きました。

「それってもしかして千葉?房総半島の勝浦ってところ?」「ああ、たぶんそう。その頃、親父の仕事の関係で千葉に住んでいたから。お袋に連れられて、よくそっちの方へ遊びに行ってた」「季節は春だよね。菜の花が咲いている公園で上げたんでしょう?」「え、何でそんなことまで、知ってるの?もしかして前に話したことあったっけ?」「違うの……。この人形、実は貴男の物なの」「えっ!それじゃ……俺達、子供の頃に……」目を丸くした彼に向かって、水絵さんは息を整え、深く頷きました。「そう、すでに子供の頃に会っていたの。私たち……」。

この日の出来事をきっかけに、水絵さんと彼は再び付き合い始めました。そして今では晴れて婚約中の身です。運命の赤い糸で結ばれた者同士は、たとえ何かのきっかけで一時的に別れることがあっても、いずれは必ず再会してひとつになると言われますが、まさにそれを絵に描いたような展開となったのです。ちなみに水絵さんを鑑定した先生の話によれば、この2人は前世、前々世、さらにその前の過去世と都合5代の人生にわたって常に夫婦であったそうです。

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