占い師や霊能者が鑑定を拒否することはあるのか

悪い因縁に巻き込まれてしまい、霊能者を頼ったら「すみませんが私には手に負えません」と拒否される。怪談を読んでいると時々ある展開です。大体の場合、霊能者でも祓えないほどの性質の悪い霊体に憑かれてしまった、または霊能者でもどうにもならない不幸が迫っている、といった演出として挟まれます。では、実際の占い師や霊能者が本当に「私には手に負えません」と鑑定を拒否することはあるのでしょうか。

基本的に霊能者は鑑定を拒否しない

電話占い花染の所属霊能者は基本的に、全ての依頼を拒否しません。ひとりひとり得意とする分野はあり、また個人のポリシーで「縁切りはしたくない」「不倫の手助けはしたくない」といったものこそありますが、まともな占い師や霊能者の場合、そういったものは事前にプロフィールに明記しておくものです。電話占い花染では、プロフィール表の「鑑定内容」に記載されている項目の内容であれば、全ての鑑定依頼を必ずお受けいたしております。悩みに応え、願いを叶えることこそが霊能者の本分ですので、悩んでいる方を拒絶したり、見放したりすることは絶対にいたしません。この方針は、電話占い花染以外であっても、まともな占い鑑定所であればほぼ同じであると言えます。

法に抵触する依頼は拒否されることも

本物の霊能者が鑑定を拒否するケースとしては、いくつかの事情が考えられます。ひとつは法律に抵触する依頼の場合。例えばストーキングや私怨で特定の方に物理的危害を加える目的でその方の情報を引き出そうとしていたり、詐欺のために他人を詮索しようとしたりしている場合、霊能者の方から依頼を拒否する場合があります。霊能力は強力であるがゆえに、正しく用いられるべきものであり、邪悪な目的のための道具ではございません。不倫愛や略奪愛に関しては、霊能者個人によってポリシーがあり、受けるか受けないかは千差万別ですが、受ける方はひとりの悩める方の恋愛として、「恋は個人の自由」という方針の元で鑑定を行う場合が多いと言えます。そういった際どい内容の問題に関しては、上でもお話しました通り、プロフィールに鑑定可能かどうか記載しておくのが一般的です。

霊体への対処法は無数にある

怪談話でよくある「手に負えない霊や因縁に取り憑かれた方を、霊能者が拒否する」というパターンは本当にあるのか、という話ですが、そもそもまず「手に負えない霊や因縁に取り憑かれる」という事象自体が極めてレアであり、サンプル数が少ないのが現状です。怪談話ではストーリーを際立たせるためにしばしばそういった展開が挟まれますが、実際、除霊や浄霊、浄化の術を会得した一流の霊能者に対処できない霊障問題はそうそう起こるものではありません。それほど性質の悪い霊体が多く存在するのであれば我々は日常生活すらままならないでしょう。一般的な生活を営む中で霊体に憑依されることは稀にありますが、そういった憑依は本人の霊的バランスが崩れた際に起きるものであり、健全なバランスを保った人であれば不浄霊や悪霊を弾き返す生命力が備わっています。本来、霊よりも生きている人間のほうが遙かに強い存在であり、不浄霊も悪霊も、恐れるに足りないものです。ですから、もし何かが原因で憑依されることがあっても、一般的な不浄霊や悪霊であれば、専門の霊能者の手に掛かれば必ず祓うことができますし、悪い因縁や前世から続く因果であっても、特殊な修法を極めた者であれば祈祷で断ち切ることが可能です。

高位霊の怒りを買った場合

ただし、「神様」と呼ばれるほどの力の強い高位霊に目をつけられたり、怒りを買ったりした場合、どれほど修業を積んだ霊能者であっても除霊することはできません。ですので、怪談における「手に負えない存在」は実際にも存在していると言えます。元々人間である不浄霊、動物が霊体となった動物霊などと違い、高位霊は元から霊的な存在であり、そういった者を除霊することは不可能です。しかし優れた霊能者であれば、祈祷によって鎮めたり、因縁を断ち切ったり、霊体交信術で直接交渉を行うことで怒りを収めたりすることは可能です。電話占い花染の場合、得意とする占術項目にそういった項目が記載されている霊能者に鑑定を依頼すれば、事態に対する最善の対処を必ず行ってくれるでしょう。