霊格向上法シリーズ必要な苦労を買ってでれば霊格は向上する【後編】

霊格を向上させる方法をご紹介するシリーズ。必要な苦労を買ってでることで霊格を向上させる方法、前編では「衣食住を整えること」の大切さや、そのポイントをご紹介しました。

後編はお仕事にスポットを当てます。また、お仕事をされていない方や求職中の方向けに、衣食住を整えること以外にもできる、苦労を先取りして霊格を向上させる方法も併せてご紹介します。

仕事で苦労を先取りしよう

お仕事はできるだけ効率よく、すみやかに片付けたいもの。しかし、これが行き過ぎて「できるだけ仕事の分量を少なく済ませたい」と思ってしまうことがあります。この思考が恒常化すれば、会社に迷惑がかかる上、自身の成長も止まるでしょう。逆にお仕事を買ってでることで社会人として、人間として成長し、霊格を向上させることができます。

まずは業務の中で、無駄なこと、簡略化・効率化できることがあれば取り止めなどを提案しましょう。その上で、日ごろからやったほうが会社や自分の成長につながると思われる企画を提案します。「仕事を増やしたくない」と思うのはごもっとも。しかし、苦労を先取りすることで、じつはこれから降りかかるはずのアクシデントを避けることも可能です。なぜならば、「禍福はあざなえる縄のごとし」。災いと幸せは交互にやってくるものです。だとしたら、先に苦労を先取りしてしまえば、あとは順調に進むはず。しかも、先に自分にとってやりがいのあるお仕事を選択できるので、やってもあまり評価につながらないお仕事は回ってきにくくなるでしょう。しかし、成長して余裕がでてきたあかつきには、評価につながりにくいお仕事もたまには引き受けるようにするとベスト。誰かがやらなければならないお仕事なのですから、引き受けることで人間的に、そして霊的に成長できるはずです。

仕事をしていないときも霊的に向上するには

いまの社会状況では、失業・求職中の方も多いと思います。また止むを得ない事情や、家庭の事情などで働けない方も一定数いらっしゃるはず。そうした方は家事を率先してやる以外に、運動をしてみることをおすすめします。神さま・仏さま・宇宙の法則など、大いなる存在からいただいた大切な体を健やかに保つ努力をすれば、それだけで霊格が向上するというものです。また、自治体などが主催する無料講座に参加し、教養を高めることも有効。賜った知能を磨くことで、やはり大いなる存在はお喜びになり、霊格は向上します。

信仰する神社仏閣・教会などがあれば参拝・参詣する、ごミサやご礼拝に参加することもいいでしょう。特定の信仰がない方は、自然の中に出向いて、空や大地、海・河川・湖、風や植物と心を通わせてみることでも、大いなる存在と交流できます。ボランティアに参加するのもいいことです。自治体の公募で、公園の清掃などに加わるのがおすすめ。なぜ自治体かというと、ボランティア公募の中には、感心しない団体が主催しているものもあるからです。募金活動で、お金の経路が不明瞭な団体などもあるので、主催者を見極めて参加しましょう。

避けるべき苦労もある

ここまで苦労の先取りについて述べてきましたが、何でも苦労すればいいというものではありません。する必要のない苦労を背負いこまないことも大切です。人間関係のゴタゴタの多くは自分や相手のわがままからくることがほとんど。まず自分にわがままな点がないかを見極め、改善できる場合はそうしたほうが賢明です。

自分と未来は変えることができます。しかし、過去と他人は変えることができません。それでも、どうしても相手に不備があると思える場合、適度な距離をおくことをおすすめします。それができない場合は、心で割り切りましょう。こじれた人間関係を現状のまま解決しようとするのはもっとも無駄な苦労であり、以上ふたつのいずれかで対処すべき。自分が向上できる苦労以外は避けていいのです。

また、いま限界を感じているひとは、あまり自分を追い詰めるような苦労は買ってでないこと。自分のストレスを冷静に見極めることは大切です。しかし、そこをあまりにも甘く見積もると霊格向上はおろか、人生の満足度が低下するばかり。見極め・バランス感覚を大切にしていただきたいです。

苦労を先取りすることで、霊格を上げる方法を前・後編にわたってご紹介しました。苦労や苦難に立ち向かうには勇気が必要ですが、逃げるより立ち向かったほうが精神的にもラクです。そして、大いなる存在はあなたを人間的に、霊的に成長させるために試練を与えることもあります。それは思わぬタイミングで唐突にやってくる苦労・苦難です。

しかし、自ら先取りする苦労は自ら用意するものなので、準備万端で挑むことができます。大いなる存在も率先して労苦をいとわず努力しているあなたの姿を見れば、それ以上の試練を与えようとは、まずは思わないでしょう。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」とはよく言ったもの。あなたの苦労が後に実を結び、霊的生活が実現しますように。