第4回 観音先生単なる片想い成就の相談が一転!霊能者が見た因縁とは?
電話越しに力を受ける相談者は、先生の声に宿るその霊能力を受けて、魂が震えるほどの衝撃を感じると言います。頭の中に渦巻いていたモヤモヤも一気に霧散していき、パッと明るい光が差し込むように感じるそうです。守護霊との交信によって、過去や前世の因縁さえもつぶさに見て、未来を望む通りに書き換えてくれる能力が人気を集めています。
相談者:田代郁代さん
31才、愛知県出身で千葉県在住。
地元女子大を卒業後、機械部品メーカーに就職。異動により、一昨年の秋より東京本社勤務となり現在に至る。
それは片想いではなく、強引な略奪愛の欲望と指摘されて愕然!
霊能者こんにちは。初めてのお客様に対していきなりで失礼なのですが、あまり良くない感情波動を感じます。
郁代(敬称略、以下同) えっ、それはどういうことでしょうか……。(驚きとともに不安な様子)
霊能者私が読み取らせていただく限り、あなたの想念の中では「片想いの悩みを相談したい」とあるのですが、一途な恋愛感情の中にそれとは性質を異にする邪念が混じっているんです。この邪念は、横恋慕や強引な略奪愛などを考えている人間に特有の欲望波動です。
郁代(何も言わないうちになぜ分かったのか、とさらに愕然として言葉も出ない)
霊能者ズバリ申し上げますね。貴女が片想いをしている方というのは、すでに恋人か奥さんがいらっしゃる方ですよね。違いますか?
郁代(今にも消え入るような声で)はい…。
霊能者ああ、相手の男性が今、見えました。この人は同じ会社の部署で働いている方。年齢は貴女より2歳か3歳上。背が高くて肩幅の広いスポーツマンタイプの方ですね。日焼けした顔とそれと対照的に真っ白な歯がとても爽やかで男らしくて、貴女はそんな彼の姿に一目惚れしたのでしょう?まだ、恋に落ちて日が浅いようですから、この男性が配属されたのはごく最近。そして彼にはすでに婚約間近の恋人がいることを知ったのも、つい先頃のことですね。なるほど、それで思い悩んだ末に私にご相談なさったわけですか。
郁代はい、全くその通りです。まさか、ここまで見える方とは思いませんでした。(この人には隠し事が利かない。当たりすぎて何だか怖い!)
霊能者先ほども申し上げましたが、これは片想いなどではなくて明確に略奪愛のご相談となります。しかも心の片隅には、何らかの既成事実を作って彼を奪おうという、かなり強引な気持ちも持っていらっしゃる。貴女自身にもしこうした自覚がなければ、これから申し上げることはかなり不本意だと思いますが、どういたしますか。
郁代 (どうしよう。でも、話を聞きたい)お願いします。先生は邪念とおっしゃいましたが、私は本当に真剣なんです。どうしても彼と相思相愛の関係になりたいんです!
相談者も知らなかった家系の秘密が明らかに!
霊能者では、ほんの1分ほどお時間をくださいね。これから貴女の父方、母方双方の家系の因縁を読み解きますので。それと申しますのも最前から、とくに貴女の父方の御先祖様が数体、私のところへ現れて盛んに語りかけてきているのです。まずは彼らの話を聞かなくてはなりません。もっとも霊界では現世のような時間概念はございませんから、想念を通じての霊との会話もほんの一瞬で済みます。決してお待たせはいたしません。それから、かなり取り乱しているご様子なので、癒しの念波動もお送りしておきますね。
郁代はい、お願いします。あっ!(何だろう?気持ちが楽になってきた。何だか急に視界が開けていく感じだわ。胸の動悸まで治まっている。この先生の霊能力、本当に凄い!)
霊能者(1分後)終わりました。私の推測通り、今回のことは先祖筋に関わる色情因縁の発動によるものでした。今、貴女が彼に囚われている原因である強烈な恋愛感情は魂の本体から発したものではなく、他から故意に植え付けられたものです。
郁代色情因縁?他から植え付けられた?ああ、何だかまた混乱してきました。
霊能者貴女自身、薄々意識していらっしゃるでしょう。子供の頃から他人が持っているものが無性に欲しくてたまらなくなる心の癖。それもこの因縁の作用です。
郁代他人のものを欲しがる…恥ずかしいけれど、たしかにそうです。前々から直さないといけないとは思ってはいたのですが、そのまま三十路を過ぎてしまいました。
霊能者どうかご自分を責めないように。私も責めているわけではありません。では、順を追ってご説明いたしますね。まず、貴女の父方のご先祖様は江戸時代にはお武家様でしたよね。それも尾張徳川家に仕えていた、かなり格式の高い家柄でしょう?
郁代 はい、詳しいことは分かりませんが、父からはそう聞かされています。子供の頃に一度だけ総本家のお墓をお参りしたことがあるのですが、五輪塔まであるとても立派なものでした。
霊能者その御先祖様の中に、今回の因縁の源を作ってしまった方がいらっしゃいます。時代は江戸中期、当時その男性は家老職の末席に名を連ねるほどの大出世をして、本妻の他にも多数の愛妾、つまり今で言う愛人を囲っておられました。ただしその愛人たちに対する処遇がかなり酷く、別宅を建てて生涯養うと約束しながら、飽きてしまうとあっさり自分の家来に引き渡したり、もし妊娠でもしようものなら跡継ぎ争いの元になると無理矢理に堕胎させたり、まさに鬼のような所業を繰り返していたのです。その時の愛人たちの恨みが凝集されて今も残存しており、貴女の父方のご親族、とくに女性に対してマイナスの働きかけをしています。ご親戚の女性の中に生涯独身で孤独な暮らしをされている方や不幸な離婚されている方、不倫などのトラブルを抱えている方などが沢山いらっしゃるでしょう?
郁代そういえば、父方の伯母2人も60を過ぎて一度も結婚経験がありませんし、祖父の妹の大叔母は旦那さんから離婚を言い渡されて自殺未遂を起こしたと聞いています。一昨年、結婚した従姉も半年で離婚したし、もう1人の従姉も不倫の泥沼で訴訟を起こされているらしいし、ああ、数え上げれば切りがありません。
霊能者それらは全て私が申し上げた色情因縁が原因です。これについては責任を持って浄化させていただきますので、どうかご心配なく。それから貴女の近い未来についてですが、近々とても良いご縁に巡り会うはずですよ。因縁浄化でさらにその期間が縮まるかもしれません。相手は女性のお友達から紹介される男性で、一流大学卒の知的な人です。職業は広告などのクリエイティブ関係。黒い革ジャケットを好んで着ているので、すぐにその人だと分かるはずです。
郁代黒い革ジャケットか……憶えておきます!それにしても最初はどうなることかと思いましたが、最後は希望の持てることまで言っていただいて…(涙ぐんでいる様子)。また、経過報告のような形でご相談してもよろしいでしょうか。
霊能者もちろんです。でも、とりあえずは今、申し上げた本当の運命の相手の出現を待ってくださいね。
郁代 はい。これだけ何もかも当たっていたのですから、その霊視というか予言も信じられます。ありがとうございました!
鑑定を終えて~郁代さん談
意中の男性のことで思い余ってという感じでの鑑定だったのですが、話の飛躍に夢中でついて行くうちに、いつの間にか自分の気持ちが整理されていました。あらゆることを事前に言い当ててしまう鋭い霊能力にも愕然としましたが、それ以上に観音先生の温かい心遣いに深く感動してしまい、電話を終えた後もしばらくは涙が止まりませんでした。不思議なことに相談を終えた直後から、あの彼への気持ちがどんどん薄れてしまって、今では以前の自分は何だったのだろうと首を傾げるほどです。それから、つい先週、友人の家へ遊びに行った時、先生が言っていた通りの男性を紹介されました。「もしかして冬場は黒い革ジャケットを着てますか」と訊ねたら、「どうしてそんなこと知っているんですか」と驚かれてしまって(笑)。この会話がきっかけで今週末、その人とドライブへ行くことになり、今から気持ちが昂ぶっています。
観音先生
強い言葉遣いの中、優しさと距離の力を感じられる親密鑑定で知られる観音先生。花染に長く在籍されている先生で、特に女性からの人気が高く、恋人とのこと、夫婦のこと、気になっている人のことなど相談可能です。
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