第1回 蛇神先生 不倫愛の苦しみにつけ込む霊障
皆様、こんにちは。蛇神と申します。
いきなりで恐縮ですがこの場を借りまして、霊障の問題について少し書かせていただきたいと思います。なぜ唐突に「霊障」を持ち出したのかと言いますと、つい最近、鑑定の現場においてそれを原因としたご相談を受けたことが霊能者である私なりにとても印象深かったからです。
霊障といえばすなわち霊の障り、あるいは祟りという意味となり、テレビの心霊特集番組ではそこに出演している心霊研究家や霊能者たちが盛んにこの言葉を使いたがります。しかし少なくとも私個人に関する限り、実際の電話鑑定でこの問題に突き当たる場面というのはそう多くはありません。
たとえば恋愛の悩みで言うと、たいがいの場合では当人と相手の想念の行き違い、あるいは前世まで含めた因縁の絡み合いを解きほぐすことで問題の解決へと持ち込むことができます。しかし皆無かと言えば決してそういうわけでもなく、仮に100件のご相談を受ければそのうちの2~3件において、霊障と断定せざるを得ない案件に出くわしています。
霊障というからには、ご相談者あるいは身近な方が何らかの形で霊に憑依され、その妨害を受けているということになりますが、総じて死者の霊体というものは、私たちが恐れるほど易々と生きている人間に影響を及ぼせるわけではありません。一般に言われる地縛霊や浮遊霊、動物霊の類に至っては、本来、健康な生命力に溢れた人間を害することができるほどの力などは持ちあわせていません。
それでもなお霊障に遭うということは、その被害者が比較的敏感な霊感体質であり、なおかつ肉体的・精神的にも弱っているという状況に限られてくるのです。例外としては、生き霊による強烈な祟りというのもありますが、霊の実体が帰幽している存在でない限り、私の場合は霊障とは呼ばず、あくまで生きている人間同士の問題として取り扱うことにしていますので、いちおう除外させていだたきます。
さて私が霊能者として実際に対応させていただいた方の場合なのですが、二十代後半のその女性は2年以上の期間、会社の上司との不倫関係に悩んでおり、しかも相手の男性は奥さんと離婚すると口約束しながら煮え切らぬ態度を続けているという、ある意味、典型的な腐れ縁の関係でした。また相談内容は、不倫問題そのものよりも、遊びで海外旅行に出かけた時期を境に身辺で不審な事ばかり起きるのでとても恐いというお悩みでした。本人の話によれば旅行から帰ってきた晩、まず寝室で家鳴りのような音が始まり、続いて金縛りにも遭うようになり、それと同時に業務上の失敗なども増えて今では会社に居づらい状態にまで陥っているとのこと。また、不倫相手の上司もそんな自分を庇ってくれるどころかお荷物を見るような冷たい視線を投げかけ、会社外での時に至ってはあからさまに別れを迫るようにまでなったと訴えていました。
さっそく霊視させていただいたところ、その方の生命波動も霊質の状況もかなり悪い感じに濁っており、とくに濁りの激しい部分には複数の浮遊霊らしき異物の波動も感じられました。どこで拾ってきたものか詳細までは見ませんでしたが、おおかた旅行先のホテルを浮遊していた、軽微な自意識を有する邪気の塊(心霊用語では幽鬼などと言います)を連れ帰られたのではないかと思いました。
解決法としては、まず遠隔にて強力な浄化の波動を送り、霊体内に巣くっている浮遊霊をすべて追い払いました。続いて生命力強化の波動を送ったところ、かなり気分が楽になったという感想をいただくことができました。ただし、それで万事解決というわけではなく、想念面での改善をしない限り、また同じような状態に陥る懸念も大いに感じました
その相談者は、不倫関係という不安定な愛情環境に置かれ続けているせいで、物の考え方がかなり暗くなっていたのです。それは完全に習慣として染み着いてしまっていて、環境を根本的に変える勇気を持たなければ明るい運勢へと転換させることは難しいであろうと痛感せざるを得ませんでした。最後に「蛇神霊能者、また近いうちに電話占いでご相談させてください」とおっしゃって電話を切られたのですが、上司との不倫関係にどう決着をつけるかについては、まだ決断からはほど遠い様子でしたので、今後はその意志を促しながら、それに沿うような形で運気の根本改善を進めたいと考えています。
なお、この文章を掲載するに当たっては、具体名を一切出さないという条件で相談者の了解も得ています。もしご本人がこれを読まれていらっしゃいましたら、まずは率直なお気持ち、つまり相手ときっぱり別れるのか、それとも略奪愛であることも覚悟して何とか添い遂げられるような形にしたいのかを、次の電話占いでぜひお知らせいただきたいと思います。
いかに女性の社会的地位が向上したとはいえ、まだまだ女の幸せというものは恋愛と結婚に大きく左右されています。その大切な部分で悩みが昂じれば、自然と当人の生命力や想念波動を損なう原因にもなりやすく、そういう意味でも恋の悩みや苦しみというのはできるだけ早期に解決した方が良いのです。
『恋に不運な女は霊障にも遭いやすい』かなりの極論であることは知りつつも、皆様への警鐘の意味合いも込め、この言葉を結語とさせていただきます。
蛇神先生
相談者の立場に立って、親身な霊視、透視鑑定を行ってくれる蛇神先生。そのため、苦しい状況の相談、たとえば不倫関係の相談や周囲に反対されている結婚相談などを得意とし、願い通りの未来を導いてくれています。
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