第34回 一護先生人を羨む心が災いをもたらす
皆さんは、「邪視」という言葉を聞いたことはありますか? ある特殊な能力を持つ人だけの眼力と考えられがちですが、実は、邪視の力は誰にでもあり、反対に、誰だって邪視による呪いを受けてしまう可能性があるのです。今回は、邪視とはどういうものなのか、邪視を避けるにはどうすればよいか、ご紹介いたします。
邪視の力とは
邪視とは、睨んだり凝視することで、目線の先にいる相手に災いを引き起こさせる眼力のことです。神話では、視線が合った者を石にしてしまうメデューサや、目撃者を死に至らしめると言われるバジリスクなどが、邪視の持ち主として知られています。中東などのヨーロッパの国々では、「邪視信仰」という言葉が存在するくらい、強い力があるのです。一部の国では、聖職者や妊婦が持つ能力と言われていますが、人間なら誰だって、邪視の力を持っています。それは、“羨望”の眼差しです。
ご相談者様のケース
以前、ご相談者様からいただいた依頼内容をもとに、邪視の事例をご紹介したいと思います。
ご相談者であるAさんは、最近待望の第一子を出産しました。あまりにもうれしくて、友人たちに写真を見せながら報告をしたと言います。みんな一様に「かわいい赤ちゃんだね」「うらやましいな」と言ってくれましたが、それからしばらくして、お子さんが原因不明の病気で入院することになってしまったのです。医師に診てもらっても原因がわからず、私のところに依頼をくださいました。
霊視の結果、お子さんに大量の邪視の念がこびりついてしまいました。中でもとびきり強力な念が一つあり、念の持ち主の特徴をご相談者様にお伝えすると、ご友人のBさんであることが判明。その方は不妊治療をしても子供を授からず、無意識のうちにAさんの子供を呪ってしまっていたのでした。
本人に悪意がなくても、知らず知らずのうちに相手に災いをもたらしてしまうのが、邪視の怖いところです。今回のケースでは、Bさんの念を除去することで、Aさんのお子さんは快復に向かっていきました。
邪視を避けるためには
繰り返しになりますが、人はみな邪視の力を持っていますし、誰しもが邪視による呪いを受ける可能性があります。では、邪視による呪いを避けるには、どうすればよいのでしょうか。
トルコなどの国では、“ナザル・ボンジュウ”や“ファティマの手”という、目をモチーフにしたお守りが存在します。インターネットで購入できるので、こうしたものをお守りとして持つのもよいでしょう。
また、邪視避けのおまじないもあります。これは、「誰から邪視を受けたか」がわかっている場合に有効です。もし、誰かから嫌な視線を受けたと感じたら、以下の方法を試してみてください。
用意するものは、新品の縫い針2本。片方は油性ペンで黒い印をつけ、もう片方にはオリーブ油に塩を入れたものを少量塗っておきます。そして、満月から新月に向かう頃、オリーブ油を塗った針の先を、黒い印をつけた方の針穴に突き刺し、「私に不幸を与える(相手の名前)の邪眼はつぶされた」と複数回唱えるのです。油を塗った針は使いまわせますが、黒い印のついた針は地面に埋めて処分しましょう。
中には、先述の方法では防ぎきれないほど、強力な邪視も存在します。また、「もしかしたら邪視で知り合いを呪ってしまったかもしれない…」などと心当たりのある方がいらっしゃいましたら、私たちにご相談くださいね。
一護先生
相談者の心が思わず軽くなるほど、軽快かつ柔らかな口調で相談に乗ってくれる先生です。ですがその霊視や予知はとても正確なことで知られ、口コミ人気が高く、初めての相談を一護先生に、との相談者が増えています。
一護先生の詳細ページ