第39回 咲久美先生悪い邪気を祓い、開運を招くとされる「盛り塩」について
盛り塩をご存知でしょうか?盛り塩とは岩塩などを塩皿に三角錐や円錐の形に盛り、「厄除け」や「魔除け」のために玄関や神棚、屋内に置く風習です。盛り塩の風習は奈良・平安時代にまでさかのぼります。日本では古くから塩は「お清め」、「禊ぎ」といった意味合いで使用され、神聖な物として扱われてきました。また、飲食店などでは「商売繫盛」を願い、盛り塩を置いているところも多く、見かけたことがある方も多いと思います。
このように幅広い意味合いがある盛り塩ですが、塩には神様や霊と密接な関係があるといわれています。「厄除け」や「縁起担ぎ」、「開運」したい場合に盛り塩をすることで「運気」が良くなるといわれています。ですが「厄払い」や「開運」を願い、盛り塩をしても間違った方法で盛り塩を置くと返って逆効果になることも。正しい方法で盛り塩を行い、邪気を祓い運気を整えましょう。
どのような塩を選べば良い?盛り塩の塩の選び方
盛り塩をする際に大切なのは、盛る塩の種類です。盛り塩に使用するものは調理で使用する精製塩ではなく天然の塩である粗塩を使ってください。精製塩はスーパーなどでも簡単に手に入り料理でも使われているため一番ポピュラーですが、精製塩はイオン交換膜透析法という方法で大量生産されて作られており、手を加えてつくられていることから、できるならばより自然からつくられ、手をくわえられていない岩塩、粗塩を使用してください。自然の力を吸収しましょう。
盛り塩に使用するお皿の種類とは
盛り塩を盛るお皿は一般的には白いお皿に盛ります。プラスチック製のお皿などは避け、土器のお皿を使用してください。よく売られている四角形や、八角形の形の専用の盛り塩のお皿がありますが、丸い円形のお皿でも大丈夫です。盛り塩で使われているお皿の色も赤や、ピンク、黄色、金色などもありますが特にこだわりがなく開運や運気アップを望むのであれば白いお皿で充分でしょう。
盛り塩の形はどのように盛ればいいか
盛り塩の盛り方もこれといった決まりはありません。必ずしも三角錐や八角に盛る必要もありません。八角盛は風水では良い縁を呼ぶといわれていますが、自然に山形になるように盛れたら良いでしょう。
盛り塩はどのような場所に置けばいい?
盛り塩を置くと良い場所は人の出入りが激しく、邪気が入ってきやすい玄関、空気がよどみがちなトイレ、水を使い陽当りの悪い場所に多いキッチンなどに置くといいでしょう。玄関は色々な気が入ってくる場所になりますので盛り塩をすることで魔除けにもなるともいわれています。肝心なのは、玄関を綺麗に整え、掃除してから玄関ドアの内側の隅に盛り塩を2つ対で置くことです。また、水回りやトイレはジメジメして換気が悪く、空気がよどみがちです。盛り塩が悪い気を吸収しやすいのでなるべく窓を開けるなど換気を良くし、盛り塩をまめに交換してください。悪い気を浄化すると運気の巡りも良くなります。
盛り塩を取り換えるタイミングとは
盛り塩を交換する時期はできれば毎日交換すると良いのですが、毎日交換するのは大変ですので早くて3日に1回。だいたいは1週間に1度の交換で良いとされています。邪気を吸って塩がカチカチに乾燥したまま放っておくことは絶対にしないでください。悪い気を呼び寄せてしまうことになります。
盛り塩で使われて塩を処分する方法は水に流すことです。そのままゴミ袋に捨てても良いのですが、悪い気を吸っているのでキッチンで流してしまうのが一番良いで方法でしょう。水には清浄効果があるともいわれています。
塩には「禊ぎ」だけでなく、「厄」や「穢れ」をお祓いし清める効果があるとされてきました。よく、お葬式から帰宅後、玄関で塩を振りかけたりすることがありますが、塩にはお清めだけでなく、悲しみや不幸な状態から再生させる力があるといわれています。また、相撲で力士が土俵に塩をまいてお清めをしたりするのに使われていますよね。古くから塩は神聖なものでした。神様へのお供え物として神棚に供えたり、人間にとってはなくてはならない物として大切に扱われてきました。
盛り塩も最近では一般的になってきましたが、盛り塩をしても特に運気が良くならない場合、今一度、部屋が綺麗であるか確認してみてください。大切なことは住居を綺麗に掃除して悪い気を寄せ付けないようにすることです。神様は清潔で綺麗なところでないとこられません。汚れていたり、散らかっていると悪い邪気も一緒に呼び寄せてしまうので注意が必要です。そして盛り塩が邪気を吸ってくれてカチカチになって乾燥するまえにきちんとまた塩を交換しましょう。
咲久美先生
霊能一家に生まれた咲久美先生が、あなたのあらゆる願いを叶えてくれます。静かなトーンで語られる神仏霊から受けた言葉の中に、先生自身の力強さを込めた霊視パワーに、あなたの未来を預けてみるのも良いでしょう。
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