第40回 斑木先生先祖因縁の正しい考え方
「先祖因縁」という言葉をご存じでしょうか。私たちの人生で起こるすべての出来事には、前世での行いが関わっています。これを「因縁」と呼び、先祖因縁もそのうちの一つです。今回は、先祖因縁とは何か、そして先祖因縁を鎮めるための「先祖供養」の正しい在り方についてお話したいと思います。
先祖因縁とは
「先祖因縁」とは、前世で自分の家系に関わる誰かがした行動が、現世での自分や家系全体に影響を及ぼすことです。どのような影響が出るかは前世の行いにより様々ですが、例えば自殺者が多い、よく事故に遭う、犯罪を繰り返す、結婚生活が長続きしないなどが挙げられます。
人は死ぬ時、自分の過去の行いを償うことで業を浄化し、上(天)へとのぼります。しかし、過去の行動があまりにひどすぎたり、被害者たちの恨みの念が強いと、次の人生でその罪を償わなくてはいけません。また、あまりにも罪が重く、その人自身で抱えきれない場合は、時空を超えて子孫たちに業として降りかかります。ただし、必ずしも家系全体が先祖の業を背負うとは限りません。長男だけ、女性だけ…という場合もあります。
先祖供養の正しい在り方
よく「自分の人生がうまくいかないのは、先祖因縁のせい」「先祖因縁を浄化しさえすれば、現世での幸せを手に入れられる」という人がいますが、不幸を“ご先祖様のせい”にするのは正しいとは言えません。なぜなら、子孫を苦しめようとするご先祖様はいないからです。
先祖因縁を浄化し、供養するためには、まずは「ご自身が正しい生き方をする」ことを心がけましょう。確かにご先祖様は間違った生き方をしてしまったかもしれません。だからこそ、あなたが正しくあろうとすることで、そのご先祖様に対し「これが正しい生き方なのだ」と教えてあげることにつながるのです。またご先祖様に対して常に感謝の気持ちを忘れないようにすることも効果的です。できれば定期的にお墓参りをして、「自分の人生が今あるのは、ご先祖様が存在してくれたおかげです」という感謝の意味を込め、お墓をキレイにして差し上げましょう。
斑木先生
霊視や透視の結果を淡々と話される先生ですが、その結果を元にしたアドバイスは多くの相談者の人生を変えてきました。相談者の焦りやいら立ちも、先生の柔らかい言葉によって鎮められ、前向きになれると評判です。
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