だいにちにょらいきゅうれいほう大日如来救霊法

大日如来は真言密教の至高仏であり、全宇宙を象徴する存在です。その至高仏の力を用いて人の願いを成就させる秘奥義が大日如来救霊法となります。大日如来の存在は仏教における永久不変の真理の象徴であり、また過去から未来に至るまでの全ての時間と空間の象徴でもあります。いわば「すべて」という概念がもっとも適切と言えるでしょう。そして、それらすべてのものに対して慈悲の心を注いでおり、全てを救済するために存在しています。

仏教における大日如来は、仏の多面性の一部として解釈されることが多い存在です。しかし密教、そしてその流れを汲む真言宗などにおいては、「本尊」として絶対的とも呼ぶべき最重要な概念となっています。この世の全てのものは大日如来から生まれてきた大日如来の一部であり、人の生や死、世界の繁栄や衰退といったもの全てが大日如来そのものである、としています。いわば我々人間ひとりひとりも大日如来の一部であり、大日如来と同じ、というのが真言宗の教えです。その真言宗の様式に則り、大日如来の一部である個人の苦悩を大日如来そのものの力で救霊するのが、大日如来救霊法です。

霊能者がこれを修法する際には、まず密教の元となる顕教の教えを完全に理解しなければなりません。その上で宇宙の摂理そのものである大日如来の叡智に触れることとなります。大日如来には叡智を象徴する金剛界大日如来、また慈悲を象徴する胎蔵界大日如来というふたつの捉え方があります。叡智はいわば「言い当てること」、そして慈悲は「解決すること・叶えること」に直結するものです。救霊法を会得し、悩み鑑定の中で実践できるようになるためには、この大日如来の二面性を深く理解しなければならない、と言えるでしょう。

大日如来そのものが宇宙の摂理そのものであるのと同じように、大日如来救霊法もまじないのような「術」ではなく、「概念」に近いものです。こうすれば人は救われる、こうすれば幸せになれる、という考え方、捉え方に過ぎません。しかし、鑑定の最中に大日如来救霊法を実践する霊能者を目の当たりにした際、悩める方は天の導きを得たかのような感覚を覚えるでしょう。目の前の暗雲がみるみる晴れていき、問題解決に向かう最善のシナリオが冥界に見えてくることになります。大日如来救霊法は、恋愛や結婚、対人関係、また仕事や出世など、人生をプラスに進めるため願いに最高の効果をもたらします。また運気の向上や不幸な状況からの脱却などにも確実な成果をもたらすでしょう。どのような願いに対しても絶大な功徳をもたらすのが、大日如来救霊法です。