しゅごれい守護霊
人の誕生から死に至るまで、常に守護と導きを与えてくれる特別な霊的存在を、守護霊と呼びます。西洋の心霊学では「ガーディアンスピリット」と呼びならわす、ほぼ同一の概念が存在します。
人は肉体を得て現世を生きていますが、その本質は魂にあり、死後は霊的領域に戻ります。生命活動を停止した肉体から魂が離れ、そして魂が現世を離れ霊的領域に帰ることは「成仏」「昇天」といった言葉で表現されます。そして、霊的領域に帰った魂は、そこで生涯を振り返り、生まれてくる際に帯びた「使命」を全うできたかどうかを省みることになります。全うできていたとしたら、その魂は格が上がり、次の生ではさらに高い使命を帯びることになりますし、使命を全うできていなかったら、次の生でもふたたび同じ使命が試されることになります。そうして人の魂は輪廻転生を繰り返しながら、格を上げ、高みを目指していくのです。
守護霊とは、その魂が使命を帯びて現世で肉を帯びる前、霊的領域から降りる際、その使命の手助けをする役を命じられた霊体のことです。守護霊は元々人間であった霊体で、すでに高みに到達し、輪廻を離脱した存在です。彼らはかつて自分がそうされたように、人間を守護し、魂の使命を全うさせる努めを持っています。ですから、その人のことを誰よりも深く知り、またその人の本質的な幸せ、成長、成功を誰よりも願っている存在です。彼らは全てを熟知しており、また彼らとの交信によって得られる叡智は私たち人間の想像を遥かに超えています。
問題解決のために守護霊との交信術を用いる霊感占い師が数多いのは、そういった理由です。守護霊との交信を高精度で行うためには霊感や霊視とは異なる霊媒師としての素質が必要とされ、また専門の修業を積む必要がありますので、守護霊交信ができるか否かは霊能力者としての格と全く異なるものですが、守護霊交信術を会得している者は問題の相談役として高い解決能力を有していると言えるでしょう。
また「自分の守護霊がどういう存在か気になる」という方に向けて「あなたの守護霊は一体どのような方なのか」を教えることも可能です。具体的な悩みがないという方であっても、守護霊と交信して指示を仰ぐことで、人生の指針や、幸せになるための言葉などを得ることができます。守護霊はその人を幸せにするためにいる善の存在ですから、霊能者を介して接触を計ることで、必ずあなたの人生に何らかの形のプラスをもたらすでしょう。