青月先生の一問一答
青月先生は、守護霊交信による鑑定を得意とされつつ、通常の霊能鑑定もできるそうですね。
「はい。霊視、前世透視、イタコの口寄せ、呪術などひと通りこなすことができます。そして、お客様のお悩みの内容により使い分けています。口寄せは珍しいのか、希望される方もいらっしゃいますが、別に口寄せをしなくても済む問題でしたら、霊視による鑑定で済ませます。その方が限られた鑑定時間内で、行動面や今後の指針などのアドバイスに割く時間が増えるので。もちろん、お客様の方から誰かの霊と口寄せで話したいというご要望があれば別ですが、それがない限り、口寄せはしません。また実際に口寄せを行う際も、死者との会話を実現するというイタコ本来の技を求められる方はわりと少なくて、電話占いで行う口寄せはほとんどが生口です。」
生口というのは、つまり生き霊の口寄せですね。
「はい。本場のイタコは、あまり生口はしないのです。それをして欲しいという方がほとんどいませんから。もっぱら亡くなったご家族や友人、知人などの霊を降ろして口寄せしています。生口を行うときというのは、行方不明になっていて生死も分からない方の生き霊を仲介するときくらいですね。」
恋愛問題や対人関係の相談で、相手の生き霊を口寄せして会話をしたがる方が多いと聞いています。
「そうなんですよ。とくに片想いの相手とか復活愛や復縁を望む相手と会話をして、相手に自分の気持ちを伝えたいというお客様が大勢いらっしゃるのです。恐山のイタコマチなどでは、恋愛の相談に来る若い女性などはほとんどいませんから、そういう意味では本場のイタコと電話占いのイタコ鑑定は客層的にも性質的にも大分違います。」
先生はとくに得意分野などはお持ちですか?
「人間関係にまつわるトラブルを解決することは比較的得意ですね。解決実績もそれなりに持っています。多くは霊視に基づくアドバイスによって解決を図りますが、たまに相手の生き霊を呼び出して、お客様自身で説得していただくこともあります。」
恋愛の悩み解決に関してはいかがでしょうか?
「ええ、そちらに関しても解決実績は数多くあります。何しろ相談される悩みの大半は恋愛か結婚に関することですから、自然と得意に成らざるを得ないというか、まあこの仕事をしていて恋愛の悩み相談は絶対に避けて通れないですよね。考えてみれば、イタコが恋愛の相談に乗るって、ちょっと変な感じがしませんか(笑)?」
決してそんなことはないと思いますが…。
「良かったです(笑)。まあ、私の場合は純粋なイタコというよりは、イタコの霊媒術も使うことができる霊能者という位置づけなので、抵抗なく恋愛相談に乗っていますが、他の皆さんはどんな風に感じているのかは興味があります。」
私がインタビューをした限りでは、どの先生も抵抗なくやっておられる感じがしましたが…。
「そうですか。あ、インタビューを受けているのはこちらなのに、逆に質問なんかしてすみません(笑)。」
いいえ、そんなことありません。それにしても、青月先生は本当に朗らかで気さくな方ですね。評判通りです。
「生まれつきの性格ですから、変えようがないですね。霊能者として鑑定をするのだから、もう少しおどろおどろしい雰囲気を出した方がお客様の受けが良いかなと思って、それを試したこともあるのですが、やはりすぐに地が出てしまって上手く行きませんでした。」
却ってその方が良いと思います。お客様の声を聞いても、暗い感じの先生はNGという人が多いですし。
「そうですよね。これからもマイペースで、明るく元気にやっていきます(笑)。」