秋桜先生の一問一答
先生の家系は占い師の多い一家だとお聞きしております。
「祖父が有名な占い師でした。祖父とは同居していなかったのですが、夏休みなどに遊びに行くと、時々“お客様”がやってきて、奥間で鑑定をしていたようです。温厚な性格の優しいおじいちゃんでしたが、その奥間にだけは絶対に入るなと言われていました。
あと、母も霊感が強かったようです。不思議な勘が働くみたいで、私が幼いころ、近所で転んで怪我をして動けなくなっていたところ、ものの5分も経たず駆けつけてきたことがありました。なんでわかったのか尋ねてみましたが「お母さんにはわかるのよ」としか答えてくれませんでした。」
自分の霊感にお気づきになったのはいつ頃ですか?
「物心ついた頃には霊感があったようで、周りの人の気持ちや本心が手に取るようにわかりました。親戚のおじさんで一人とても苦手な人がいたんです。表向きは優しいんですけど何かどす黒いものを感じるので距離を置いていました。その方はよそから婿養子としてうちに来た人だったのですが、母も祖父も似たような印象を抱いていたようです。その後、祖父が亡くなった際に遺産問題で本性を発揮していました。人間はあそこまでお金に浅ましくなれるのかと驚きました。」
霊感で人間関係を調節していたのですね。
「はい。学生時代も、クラスで仲良くしていい人、よくない人、敵に回すと厄介な人などがすぐにわかりました。またその人に近い未来何が起きるかもなんとなくわかって、悪いことが起きそうだとわかった場合、本当に親しい友達にだけは話していました。霊感があると知られると面倒になることのほうが多かったので普段は隠していましたが、やはり親友の身に不幸が起きるのをただ見ているのは嫌でした。」
秋桜先生の占い鑑定は難しい恋が叶うと評判です。
「私自身が生まれながらに持っている、他人の本質を読む能力で鑑定いたします。世の中には完全なる悪人はそう多くありません。また同時に完全なる善人もそういません。皆、心のどこかに優しさと弱さ、勤勉さと怠惰さを兼ね備えています。ご相談者様のパートナーの方に問題があるとしたら、その問題部分はその方の個性が悪い方向に発揮されている結果に過ぎません。良い方向に向かうように調整し、人間関係を理想の状態に導きます。」