第56回 今でも祖母の気配を感じます
毎年、お盆になると祖母があっちから帰ってくるのです

実家にいた祖母が亡くなってしばらくの間、祖母の気配を感じていました。祖母がよく座っていた居間の座椅子のあたりで物音がしたり、人の動く気配がしたり…。家族みんなが感じていたようですが、怖がる人もおらず、「お婆ちゃんまだ家にいるんだね」とみんなで話していました。でも、49日を過ぎたあたりで気配はパタッとなくなりました。「天国へ行ったんだね」と家族みんなで呑気に言い合っていました。今でも毎年お盆の季節になると、居間の座椅子のあたりにほんのりと気配がしてくることがあります。
この前、街で路上占い師の人に声をかけられ、「お婆さんがあなたを見守っている」と言われました。また夏がやってきたので、祖母がこっちに帰ってきたのだと思います。
また、祖母のおかげか、私は肝心なところで運に助けられる経験が多いです。特別賢いわけでもないのに、受験や就職など、駄目かもしれないと思ったところにすんなり入れたり、「なんか嫌な感じがする」と思って近づかないようにしていた人がトラブルメイカーだったり、運と直感に何度も助けられています。祖母のことを忘れないでをちゃんと大事にしているから守ってくれているんだと思うようにしています。今後もお墓参りを欠かさないようにしたいです。
(瑞樹さん 27才・静岡県)