第61回 雨を降らせる守護霊
元彼とのデートは、いつも雨でした

過去の恋愛を振り返ってみると、デートで雨が降っていたことが多かったように思います。特にひどかったのが、5年前に半年ほど付き合っていたA。Aに会う時にはいつも傘が手放せなかったし、旅行を計画しても台風でキャンセルになったり、悪天候でホテルから出られないということが何度もありました。「私って雨女なのかな?」と思ってしまったくらいです。
ある時、スピリチュアルカウンセラーの人と知り合ったのですが、私の顔を見るなり「あなたには、とても強力な守護霊が憑いているね!」を言われました。その人に以前から気になっていた天気の話をしたところ、「それは守護霊からの警告だと思うよ」と。恋人や仕事など、人が間違った選択をしてしまったときに、守護霊から何かしらのメッセージが届くことがあるそうです。それは、例えば体調が悪くなったり、運気が悪くなったり、人によって異なりますが、私の場合は天気という形で表れたようでした。
今振り返ってみれば、Aはかなりのモラハラ気質で、友だちに話すたびに「そんな男、別れなよ」と言われていました。でも当時の私は「私にはAしかいない」と思うくらいAのことが大好きだったので、その言葉にまったく聞く耳を持ちませんでした。それで、守護霊が雨を降らせて「やめておけ」と伝えようとしてくれていたのかもしれません。
余談になりますが、昨年結婚しました。現在の夫と付き合っているときのデートや旅行は、晴天の日が多かったので、私の守護霊もきっと夫のことを認めてくれたのだと思います。
(若菜さん 30歳・神奈川県)