第69回 親友からのお告げ
夢に、昔亡くなった親友の霊が現れて…。

ある時から、夢に親友が現れるようになりました。彼女は中学校時代の大親友で、16歳の時、不慮の事故で亡くなってしまったのです。夢の中で、彼女は険しい顔をして、何かを訴えようとしているのですが、何も聞こえません。「彼女は何を言おうとしているのか」「もしかしたら、この世に何か未練があって、まだ成仏できていないのではないか」など、いろいろな考えが頭の中をめぐり、しかるべきところに見てもらったほうがいいのではとも思いました。
そして親友が夢に出はじめてから数日後、少しずつ彼女の声が聞こえてきたのです。最初はやはり聞き取れませんでしたが、7日目に、ようやく「そこへ行ってはだめ」と言う言葉が聞こえました。「そこ」とはどこだろう…と思い、私は目覚めました。しかし、頭がガンガンとして、起き上がれそうにもありません。その日は、彼とドライブ旅行をするはずでした。彼に体調不良の旨を伝え、旅行はキャンセルに。しばらく寝ていると、お昼過ぎには頭痛もかなり良くなりました。テレビでも見ようと電源をつけたところ、高速道路での玉突き事故のニュースが報道されていました。そこは、私たちがドライブで通るはずだった道。親友は、このことを伝えるために、私の夢に出てきてくれたんだと確信しました。おそらく頭痛も、彼女が引き起こしたものではないでしょうか。親友には、改めて御礼を言いに行きたいと思います。
(夢子さん 32歳・宮城県)