「元カレの生き霊が憑いています･･･」あのひと言には心臓が止まるかと思いました。

いつまで経っても定職に就かない元・ミュージシャンとの同棲を解消し、郷里に戻って再就職しました。そこの職場で堅実な男性と出会うことができて婚約直前まで行ったのですが、それまでは私たちの交際にとくに口を出すこともなかったあちらのご両親が急に反対をし始めました。彼に聞いてもまったく理由が分からず、いったいどうすればいいのかと思い悩んで福智霊能者の霊視を受けたのです。

「よくない霊が妨害していますね。生きている男の霊です」それが霊視を終えてからの最初の言葉でした。福智霊能者が説明してくれたその生き霊の風貌や年齢から、元彼のことを言っているのだとすぐに分かりました。もう、心臓が止まるかと思うほど驚きました。「貴女はきれいに別れたつもりでも、向こうはまだ納得していないのよ。その未練が無意識の呪詛になって、貴女の霊体に絡みついているの…」と言われ、さらに「この半年ほどよく眠れていないでしょう？それも生き霊のせいよ」とも指摘されました。

たしかに昨年、実家へ戻った頃からとくにストレスなどもないのに、寝付きがものすごく悪くなってしまい、体調を崩しやすくなっていたのです。もう一度だけ元彼と会い、自分のことを諦めてくれるようにお願いした方がいいとアドバイスされたのですが、私はどうしても決心がつきませんでした。それで結局、生き霊浄化の術を施していただくことになりました。

その後の経過ですが、まず電話で祈祷を受けたその晩から、自分でも驚くほどぐっすりと眠れるようになりました。またそれから1週間後には、現在の恋人から「両親を説得して結婚の承諾をもらうことができた」という連絡を受けました。今まで許さないの一辺倒だったのに、急に掌を返すようにして賛成してくれたとのことです。何だか狐に摘まれたようだ、と彼も漏らしていました。

正直なところ、生き霊の話はまだ半信半疑なのですが、これだけ明らかな結果が出た以上、福智霊能者が不思議な能力の持ち主であることだけは確かだと思います。

(山形県山形市・吉本秋さん・28歳)