霊視結果に驚かされた彼との関係。正しい未来へと進めました。

親友の彼を好きになり、どうしても「彼が欲しい」とまで思いました。こんなに好きになるなんて絶対に運命の人だ、と。その苦しい胸の内を神楽先生に聞いてもらいました。

先生は「まず、簡単なお話しからしますね。人間関係の好き嫌いはすべてご自身の視点から始まります。あなたは「親友を好きでいる彼の姿」に惚れているのです。しかし、人を好きになるということはそういうこと」。先生はそこまで言われると一呼吸置かれ「ただし、霊視させていただきましたかぎり、あなたは彼と一緒になるべきではありません。あなたがそこまで彼を好きになる、惚れてしまう理由は他にあるのです」。そして先生はきっぱりと言われました。「過去の世界で、あなたの想い人は、あなたのお子さまだったのです」。 それを聞いて、絶句しました。

「霊視では前世も現世も来世も視通せます。彼は明らかにあなたのお子さまで、あなたはその縁で再びご自身が愛した子と出会い、幸せそうな彼の姿に親としての感情を持って惚れているのです。そして親心として離すまいと思ってしまうのです。確かにある意味では運命の人とも言えるかもしれませんが、現世での恋愛対象としての運命ではありません。この世で再び幸せな息子を確認する運命と言えます。彼に視える波長、オーラと思ってください、彼のそれは善良で人を幸せにするものです。素晴らしい青年です。しかし、あなたにとってはそれ以上に、自分の子だったから余計に自分のものとしたいのです。しかし、彼はもうあなたの子ではありません。新たな幸せな人生を送っている男性、ということを念頭に置いてください。そして、彼の現世での幸せを呼び込んであげたのは、過去のあなた方ご夫婦です。自慢されていいことですよ」。

そして先生は「もうすぐあなたの元に最愛の方が現れます。お会いすればすぐに分かります。その方は、前世で幸せをくださった旦那様です。深いご縁があったのです、それくらいあなたの前世は幸せだったのですよ」とまるで見てきたかのように未来の出来事を言われました。

「あなたは、お子さんの幸せを永遠にと望まれていたはずです。よくよく視えるよう、わたくしからあなたへ霊波を送ります。あなたはご自身もお子さまも幸せだ、と実感できるはずです」。先生がそう言われると、ふわっと頭の中にモヤがかかり、宙をふんわり彷徨う感覚、その先に明らかに違う時代の違う場所が視えてきました。「それはあなたの過去です」と、先生の声が背後から聞こえてきた感じがしました。わたしは成人を迎えた息子の姿に感涙し、生涯の幸せを祈り、そしてわたしは夫と幸せでした。胸を打つその過去の感情は確かにわたしに届きました。

「先生、わたしにも視えました、今のが前世ですか？」気づくとわたしはスマホを持ったままで、普段の視界の中でした。

「そうです、あなたは立派に子どもを育てあげ、夫婦仲睦まじく生きられました」

わたしは今まで、前世がどうだこうだという話にはまったく耳を貸していませんでしたが、先生を通して明らかにイメージではなく、記憶として涙が出るほどの幸せ、「あの子は巣立った」のだという実感をいただけました。

「先生、ありがとうございます」、彼への気持ちが一気に吹っ切れたようでした。

「いいえ、あなたは彼がより幸せになれるよう願っていたのです。寄り添えばまた幸せな人生に導ける、と。しかし、それは彼自身に任せて大丈夫です、彼は成長し幸せになり、そして現世で再び幸せなのです。また、あなたも幸せに暮らしていきます」。

それから一か月後、わたしの前世での夫は現れました。先生を通して前世を視たせいか、余計に「彼だ」と判りました。今はお付き合い中ですが、互いの心が先へ先へと解るほど理解し合え、幸せです。

（呉野桃子さん　28歳　岡山県倉敷市）